蕨の地から、納得いただける医学的根拠に基づいた治療を。
天然歯には、インプラントにはない歯根膜(歯を顎骨に留めておく靭帯のような役割の組織)があるため、下記のような生体の安定を手に入れることができます。
天然歯なので、細菌への防御反応があり、口腔内の環境が変わったとしても、生体の変化に柔軟に対応することができるため、安定感があり、異物反応も起こりづらくなります。
移植される歯の根っこ部分には、骨を誘導する歯根膜(顎骨に歯を留めておく靭帯のような組織)があります。この歯根膜の面積やボリュームがあれば、インプラントにはない安定感が得られるとともに、異物反応が起こりづらいという有効な治療法です。
歯根膜は感覚をつかさどる部分でもあるため、天然歯を移植することで、食べ物の歯ざわりをより繊細に感じることができます。
歯を抜いた後の対処法にはインプラントと自家歯牙移植(歯の移植)がありますが、インプラントは人工歯根で、自家歯牙移植は天然歯根です。自分の歯で長い期間咀嚼するためにも、口腔内の状況や歯の状態が可能であれば、天然歯根の自家歯牙移植(歯の移植)をおすすめしています。
移植が成功するためのポイントは、「いかに歯根膜を維持するか」ということです。歯根膜は、栄養を歯に届ける役割や、噛んだときの振動を吸収するクッションの役割があります。この歯根膜が長時間放置されたり傷が付いたりすると、歯に栄養や血液がスムーズに流れなくなり、移植が成功に繋がらない場合があります。
当院では、移植時にCTで口腔内の状態を確認した後、3Dプリンタでいったん移植歯のレプリカを作製します。歯のレプリカがぴったりはまるような土台をつくってから、抜いた歯を移植するため、歯根膜の放置時間が短縮されます。また、ぴったりとサイズの合ったものをつくることができるため、歯根膜をきれいな状態で維持できます。
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